🌌 中学数学で読み解く特殊相対性理論
STAGE 2 ― 光の速さは誰から見ても同じ ―
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STAGE 2光の速さは誰から見ても同じ
光速度不変の原理
🎯 ミッション
動く電車の思考実験を通じて、「光速度不変の原理」がどれだけ不思議なルールかを理解しよう。
未達成
ねこ博士
動く電車の中でボールを進行方向に投げたら、電車の外にいる人から見ると、ボールの速さは「電車の速さ+投げた速さ」になるよね。
うさ美
はい。時速100kmの電車の中で時速120kmでボールを投げたら、外から見たら時速220kmに見えるはずです。
ねこ博士
じゃあ、電車の中で懐中電灯を進行方向に照らしたら、光の速さも「電車の速さ+光の速さ」になりそうだよね?
うさ美
そう思うんですけど…違うんですか?
ねこ博士
実験してみると、電車の中で測っても外から測っても、光の速さはいつも同じ、秒速30万kmのまま変わらないんだ。これを「光速度不変の原理」というよ。
うさ美
え、なんで足し算にならないんですか!?
静止 静止から投げたボール 電車 電車から投げたボール +速くなる 静止 静止から出した光 電車 電車から出した光 cのまま
電車から投げたボールは速くなるが、光の速さは静止していても電車の中でも変わらない
ねこ博士
不思議だよね。「光の速さだけは特別で、絶対に足し算にならない」というこのルールから、時間や空間の見え方そのものが変わってしまう——それが相対性理論の出発点なんだ。
うさ美
じゃあ、電車に乗ってる人から見たら、逆に「c-電車の速さ」で光が遠ざかっていくように見えるんじゃないですか?
ねこ博士
いや、電車に乗っている人から見ても、光はちゃんとcの速さで遠ざかっていくんだ。さっき言った「光速度不変の原理」は、もっと正確に言うと「どの慣性系から見ても」光の速さは変わらない、というルールなんだ。
うさ美
慣性系って何ですか?
ねこ博士
一定の速さでまっすぐ進んでいて、加速も減速もしていない立場のことだよ。電車に乗っている人も、外で静止している人も、どちらも慣性系にいるから、同じcという速さになるんだよ。この「慣性系」という言葉は、後のステージで大事な意味を持ってくるから、覚えておいてね。
うさ美
え、それって矛盾してませんか!? 同じ時刻に光がいる位置が変わってしまう……。
ねこ博士
そこが不思議なところ。実はこれ、「同時」のとらえ方が人によってズレることに関係しているんだ。光の速さが絶対だからこそ、時間や距離の方が人によって伸び縮みする——その仕組みを、これから一緒に見ていこう。
確認クイズ

Q1. 動く電車の中でボールを投げると、外から見た速さはどうなる?

Q2. 動く電車の中で光を出すと、外から見た光の速さはどうなる?

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